抵抗経験と実在性
Kindleで『抵抗経験と実在性』という本(哲学の論文)を出しました。実在論と観念論の対立という、デカルト以来の西洋哲学の問題に取り組んだものです。カントの『純粋理性批判』に「観念論論駁」(Widerlegung des Idealismus)という有名な一節がありますが、『抵抗経験と実在性』は僕自身の「観念論論駁」です。
KDPの内容紹介
自我の同一性と身体の自己性、そして外界の実在性という三つは、相互にどのように連関しているのだろうか。ある種の精神疾患においてこれら三つが、しばしば同時に障害を示すのはなぜなのか。抵抗経験と実在性をめぐるディルタイの論考を批判的に検討しつつ、知覚における実在的=非表象的な層を考察し、自我と身体、知覚についての新たな理論を模索する。
目次
現象性の命題と現象主義
抵抗経験の理論
インパルスと力
視覚における抵抗経験
実在性意識の変化
自我・身体・外界
目次
現象性の命題と現象主義
抵抗経験の理論
インパルスと力
視覚における抵抗経験
実在性意識の変化
自我・身体・外界
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