三日前の水曜日は上野の東京芸大での仕事で、その行きがてら上野公園を散歩した。まばゆい秋の光りに満たされた園内を歩きながら、ふと三島由紀夫の「ドルヂェル伯の舞踏会」という評論の冒頭部分を思い出した。家に帰って久々にこの作品を読み返してみた。 …
俳句の季語は、一部は伝来の和歌や連歌などに由来するけれど、俳諧連歌の成立とともに新たに多くの季語が生まれた。新しい季語は、俳諧の創成期に限らず近代以降も多く生み出されている。 蚊柱や棗(なつめ)の花の散るあたり 江戸中期の俳人、加藤暁台(き…
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