絵を描くのは昔から苦手だった。それでも小学生のころは、野外に出て描くことが多かったから、それなりに楽しみもあったのだが、中学生になって静物画ばかり描かされるようになると、もはや苦痛以外の何物でもなくなった。 私が絵に興味をもつようになったの…
小林秀雄について、個人的な感想を一言。 スーザン・ソンタグはロラン・バルトを論じたエッセイの中で、彼の書いたものには自分の感受性を誇るようなところがあると延べ、そうしたことは審美的な資質をもつ書き手に通有のものでもあると指摘しているが、これ…
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