断想さまざま

山村浩(哲学・大学非常勤講師・藤枝市在住・宇久村宏=ペンネーム)の日々の断想です。

2011-09-13から1日間の記事一覧

私の好きな小説1(北杜夫「こども」)

医者から不妊症を言い渡された男が、他人の精子を使った人工授精を決意する。妻は晴れて妊娠するが、出産直後、あっけなく死んでしまう。残された男は、自分の子でないその子供を、わが手で育てることを余儀なくされる。 子供は成長するにつれて邪悪な本性を…