いま僕は、大井川の河川敷にある大きな樹の下にいる。河川敷は幅が一キロもあり、しかも視界が数キロ先の上流まで開けているから、まるで広大な平原にいるようだ。川面ははるか遠くに見え隠れするばかりで、あとは一面の草の原である。ところどころに生えた…
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