断想さまざま

山村浩(哲学・大学非常勤講師・藤枝市在住・宇久村宏=ペンネーム)の日々の断想です。

久々の投句

「りいの」という句誌への久々の投稿。全国大会への投稿を除けばほぼ1年ぶりの投句である。我ながらぎこちない感じだが、まあ仕方がない。

木枯しや焼き芋過ぎぬ訥々と
早梅や貧しき日差し集めをり
木枯しや山の音凄き川向い
ふんわりと鳥影過ぎぬ白障子
木枯しや入日を洗う池の面

 先週くらいから静岡のほうも寒さが本格的になってきた。昨日は東京で仕事だったが、実家へは行かずにそのまま静岡へ。駅から家まで歩いて10分ほどだが、風が強くて気温以上に寒く感じた。今日は風もなく穏やかな一日だったが、冬至を目前にして日差しがものはかなげであった。それでもあと一ヶ月もすれば梅が咲き始める。「早梅」の句は想像上のものである。